あやぱいん、イギリスに行くヤァ!ヤァ!ヤァ!

I'm traveler from Japan. Free as a bird. Be more colorful.

ベリーズに戻りたい③

早朝、またもや日が昇りかけの頃桟橋へ向かう。
夢だったブルーホールへのダイビングの日がやってきた。
ベリーズといえばブルーホール。
セスナに乗って空から見るのと3ダイブするのはほぼ同じ金額で
たしか35000円くらいしたと思う。超高額。
(※コスパ最強エジプト2ダイブの6倍程の値段)
よく、上から見ないとあの、よく写真で見るような深い穴はわからないので
セスナに乗ったよ、という話は聞くが、まだ潜った話は聞いてなかった。
それに、私は胃が浮くのが大嫌いで飛行機は怖いし
ほんの1時間くらいで怖い思いして上から見て終わり、
よりは1日かけて3ダイブ楽しんだ方がいいと思って、潜る方にしました。
そもそも、そのために来たのだけど。


これまたちっさいボートで水びっしゃびしゃになりながら結構遠くまで行く(そのため早朝)
普通この距離ならもっと大きい船で何グループかでの大勢で行くと思うのだが
キーカーカーは小さい島だし、1グループ、というか1つの船のみ。
せいぜい10人くらいで小さなボートで行くのがまたよい。
2時間半ほど船にしがみつく。


といってもブルーホールに3回潜るわけではない。
ブルーホールは120mくらいまで深さがあり、40m近くまで潜る。
ダイビングをする人はわかると思うが、気圧の関係で一回その深さを潜ってしまうと、同日のその次のダイビングは浅いところになる。



船が止まったところで、船の淵によじ登ってみると
今までずっとゼリーのような明るい水色の海が最果てまで表面的にあったエリアに
穴の淵の部分の浅いところが顔を出していて、
色が濃い深い部分がなんとなくわかる。
直径が300mあるので、丸く囲まれている部分はかなり広くて確かに海からではわかりにくい。



私はセブでアドバンスにアップグレードしたが、
めちゃくちゃ適当な韓国の会社だったため、いっさいディープダイブせずに更新。
40mの深さは初。
トルコでは何の説明もないうえに穴に潜っていく難しいダイブで、
深さと寒さでパニックを起こしたので、深いのは結構心配でビビっていたのもあり、緊張と期待でドキドキだった。
それでもえいやっと、みんなについて海に吸い込まれる。


その大きな穴の中の左側の淵の崖の横を、底が見えない暗闇にゆっくりと、でも確実にどんどん落ちていく。
途中大きなサメが横切るが、それどころではない。
奈落の底に飲まれるように深い群青色に音や光を失っていく。
水面はどんどん届かない高さに離れていき、私より先に潜水を開始した人達が下に小さく見える。



40mほどまで潜るとそこで浮力を調整し、そこから崖の中に入っていく。崖は鍾乳洞のようになっており、中を通れる。
なにここどこ、なんの惑星?というような異世界感。
ダイビングは無重力なのでそもそも宇宙のようなのだが、
こんなに宇宙を感じたことは今までの人生でなかった。



前を行くダイバーの背中が、宇宙飛行士に見えて
ついていかないとこの広い宇宙空間に置き去りになってしまうような気がした。
いつもよりずっと深くて静かで濃い青の無重力の世界は、怖いくらいに美しくて、他の惑星を旅しているようだった



横に漆黒の海を認めながら、鍾乳洞のトゲトゲの中を浮かんで進んでいく
大物の魚は見れなかったが、間違いなくスペシャルなダイビングだった。



そして、ランチタイム。
またもゼリーの上を飛ぶように進み無人島に降り立つ。船からみるその島の光景があまりにも美しすぎてもうすでに涙。
そこは私が今まで見たどんな島よりも、楽園、パラダイスという言葉がぴったりな、透明の水色に囲まれた白い砂浜にヤシの木が並ぶ夢の島だった。


half moon caye 半月の島という名通り、細長い小さな島。私たちはそこでココナッツカレーなどを頂く。ダイビングのあとの食事は特別においしい。


この島にいるのは私達だけ?の様で、一応バンガローの様な場所もあったので誰かいたのかもしれないが、静かで、鳥の声と波の音、ヤシの木が揺れる音だけが僅かに聞こえる。せいぜい10人程で、この楽園は貸切だった。広いビーチに泳いでいる人はもちろん誰もいない。どこまでも明るい水色が広がり、僅かに色の違う空と境界線を作っている。



ランチの後は少し散歩してみる。
海辺を進み、ヤシの木の林へ進む。大きなヤドカリがいそいそと横切ったかと思えば、
ゴジラみたいな大きなトカゲが草むらを騒がす。
たどり着いた先には大きな白い鳥が何匹が居ついているエリアがあった。
珍しい鳥らしいことが看板に書いてある。空にもたくさん鳥が舞っている。
この島は彼らにとっても楽園らしい。


そしてまた海へ戻る。
よく見るとキラキラと日光を反射する透明なゆるい波の中、桟橋の下まで大きなバラクーダやスティングレイが普通に近くまで泳いでいる。
普段から人がいないからこそ、浅瀬でも構わず彼らの世界だ。
フィンとマスクだけつけて、思わず飛び込んでしまう。
この島だけで、ここに来た意味はあったと思う。



そのあと2本は比較的浅めのところなのだが、
それもびっくりするほど最高だった。
何しろ人よりでかいサメがそれはもう怖いほどう何匹も私たちの近くへやってくる。
そのなかをゆっくりと自由に進んでいく。
カラフルな魚たちが揺らめく水面を通して漏れ入る光を反射する。
上も下も右も左も青く染められた世界を通り過ぎていく魚影たち。
もしブルーホールに行かなくたって、この2ダイブだけだって大満足である。




ビデオを載せられないのが非常に残念です。



ダイビングが終わってキーカーカーに戻ってからも
まだ魔法は解けない。
誰もいない桟橋でひたすら夕日が落ちるのを眺める。


夜は満点の星空の下、桟橋に寝そべってひたすら空の動きに身を任す。




こんな楽園の島を私は知らない。
世界中で一番戻りたい場所です。


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