マレーシア生活blog

世界一周やイギリスYMSを経て、今度はペナンに引っ越してきました

KASBAH COFFEE CLUB

ついに行ってきましたカスバコーヒークラブ!!
ビートルズ興味ない人はカフェ?かと思われるかもしれませんが、
ここはリバプールにあるビートルズの聖地のひとつでもあります。




簡単に説明すると…
ジョンレノンがクオリーメンというバンドを始め、ポールマッカートニーやジョージハリスンなどが加入。(他にもメンバーの入れ代わりあり) 
ピートベストの母親モナは競馬で大穴を当て、リバプールの郊外にカスバコーヒークラブをオープンさせる。当時リバプールにはジャズのクラブしかなく、ロンドンのとあるクラブをまねて、ロックンロールを演奏するクラブとなった。メンバーは内装のペンキ塗りを手伝っているだけでなく、この開店記念講演でも演奏している。もちろんビートルズと改名してからも何度も演奏している場所である。
ピートベストはドラムとして加入するも、ビートルズとしてブライアンエプスタインのもと、大成功を収める前に、ドラムはピートからリンゴスターに変更になっている。


つまり、一言でいえば、ビートルズが生まれた場所そのものなのです。さらにいえば、”髪型や服装を直す前の”、ロックンロールの、ビートルズが演奏していた場所です。


あの有名なキャバーンクラブは、音を吸収した壁を使っているとはいえ、すぐ近くに移転しているので、当時そのままというわけではないです。こちらのカスバコーヒークラブは当時の壁そのまま。もちろん彼らがペイントした天井や、傷まですべてそのままで、触ってもいいというすごい場所なのです!!!




ここにいくにはまず電話予約が必須。
ビートルズミュージアムとチケットがセットになっているツアーもありますが、ミュージアムはマシューストリートにあるミュージアムなので注意。(アルバートドッグにあるビートルズヒストリーではありません) 先にカスバに行くとバウチャーがもらえるとのことでしたが、そこはもうすでに行ったことがあるので、単純にこのカスバコーヒークラブのツアー£15だけを予約しました。
場所も普通の郊外の住宅街であり、グーグルマップを頼りにバスに乗っていきましたが、ほんとにココだよね??と不安になるような普通の道にあり、途中になんの表示もありません。
ツアー以外では入れません。ちなみに、コーヒーも飲めません。笑




家の前で写真を撮りながら待っていると、少しずつ人が集まってきて、10人くらいでツアースタート。ガイドさんはビートルズのローディーの孫?ちょっと聞き取れていないのですが、おじいさんが何らかの関係者で…というのも言い訳ですが、リバプール訛りがMAX…結構冗談を言っていて他の英語ネイティブの人は笑っていたけど、私を含め、他の言語圏の人も勿論いてあまりわかっていなかったと思う…というわけで知っている話もあるのにもかかわらず、半分くらいしか理解できていないという非常にもったいない感じです。ここを楽しむのにはやはり英語が必要です…(当たり前)


とはいえ、先ほども書いたように、建物は本当にそのままのため、好きな人はかなり感動します!!!
入り口はこんな感じでカウンターがあり、雰囲気を出すためなのか?革ジャンがかかっています。



ジョンが塗った天井。


ジョンが彫ったサインも。



最初ビートルズが演奏していたのはここレインボールームで、この天井もポールが塗ったもの。


畳2畳もないような狭い場所です。見ると本当に狭いのがわかります。あの有名な、キリストよりも有名といって怒られた、あのビートルズも、ここからなんです。1本のマイクと粗末な音響システムしかなかったらしいですが、とても盛り上がったらしいです。その様子を想像すると、自分がすごいところにいるのが身に沁みます。


ビートルズ側からの景色

左の手前の椅子にシンシアが座っている写真もあるように、めちゃ近いです。



そして人気が出てより広げた?スパイダールーム。ピートベストがかいたものです。


ここにはハンブルクから帰ったジョンのサインもあります。



そしてカウンダー。もちろんここは若者が集う場所なので、アルコールはなしです。ど健全で最高ですね。私も初めてライブハウスに行ったときはウーロン茶を飲んでいました…。自分がここにきていたらと何度も想像しました。。。。


ここでお土産も買えます。厚いパンフレットは£50で断念しましたが、ネットでは$200で売っているとか?
ビートルズの出演時のチラシは可愛すぎてマグネット買っちゃいました。(Tシャツも買いました笑い)


ジョンとシンシアがかいた天井の星
白いシルエットはジョンレノンの写真をもとにしています。



もともとの入り口はこっちでした。龍の絵が描かれています。





私は無宗教ですが、大いなる何か大きな力は信じていて、(生物や人類が誕生したのはあまりにも低い確率だと思うし、人類には感知できない次元の違う何らかの世界があると思う) 例えば、それを神というならば、神がビートルズをこの世界に下さったとしか思えなくって。そもそも同じ時代に、ジョンレノンとポールマッカートニーがこんな近くに住んでいて、親のことで共感できたり、音楽的に切磋琢磨できる状況にあり、こうして関係者の親が大金を得て、ロックンロールのクラブで経験を積める環境にあって、…などなどなど、あまりにも偶然が過ぎるというか、こんな奇跡はたぶん、普通には起こらなくって、当たり前にこうして人々が心地の良い曲を楽しめるのは、何か大いなる力が動いてくれたからではないかとしか思えない。逆に起こるべくして、謀られたものではないかと思うのです。


そのくらいすごいビートルズがもたらす世界の始まりの場所、リヴァプールに住めている偶然も、これまた奇跡みたいで、凄すぎて、嬉しさを実感します。


できる限り、リヴァプールを楽しみたいと思います。

×

非ログインユーザーとして返信する